『ラグビーワールドカップ(WC)』は日本大会開幕戦で披露される平原綾香さんの国歌斉唱も楽しみですよね。
その中で注目されている選手のひとりがカートリー・ビール選手!
勝率81%、世界ランキング6位の強豪国オーストラリアの代表として出場します。
先住民アボリジニの血を引く彼は、どこでもこなせるユーティリティーなベテラン選手であり、アボリジニの英雄として称賛されています。
そんな彼の経歴やプライベート、アボリジニについて詳しくご紹介していきたいと思います!
カートリー・ビールのプロフィール(身長/体重/学歴)
- 名前:カートリー・ビール(Kurtley Beale)
- 生年月日: 1989年1月6日
- 出身地: オーストラリア ブラックタウン
- 身長:184cm
- 体重:92kg
- ポジション:CTB(センター)
- 学歴:セント・ジョセフス・カレッジ(St. Joseph’s College Hunters Hill)
オーストラリアの血を引く英雄のカートリー・ビール選手は、アボリジニとラグビーをつなぐ懸け橋になりたいという強い願いを持っています。
白豪主義の時代では虐待の対象となってしまっていた先住民アボリジニについて調べてみましたので、次にご紹介したいと思います。
アボリジニの歴史とカートリー・ビール
南半球のオーストラリア大陸が、ヨーロッパ人によって発見されるよりずっと以前から暮らしている先住民族がアボリジニです。
そんな彼らは4万年以上前からすでにオーストラリアの大地で生活していたとされていますが、文字を持たないため、伝承されてきたのは主に舞踊や歌、民話などです。
そんなアボリジニは歴史の中では、白人移民を中心とする国作りを目指す時代で「白豪主義」が台頭すると、搾取や虐待の対象となる辛い時期もありました。
しかし戦後は多様な文化になるのと同時に価値を見出すようになっていきました。
現在ではオーストラリア人口の数パーセントという少数派にはなっておりますが、2019年にはオーストラリア新内閣で、初の先住民族アボリジニの閣僚が誕生するまでになりました。
歴史ある少数派のアボリジニの血を引いているカートリー・ビール選手は誇りを持っていて、ラグビーで有名になりアボリジニをつなぐ懸け橋になりたいとの思いが強く、ツイッターにも度々名前が出てくるほか、2017年にワラビーズでインディジニアス(先住民)ジャージーを初めて着用したときには、嬉しさのあまりアボリジニダンスを披露したこともありました。
カートリー・ビールの経歴
- 2005年(16歳):ワラターズとプロ契約
3年連続でオーストラリアの高校代表に選ばれておりすでに才能を発揮しています。
- 2007年(18歳):スーパーラグビーデビューを果たす
- 2009年(20歳):ワラビーズで初キャップを獲得
FBとしての才能が大きく開花し、活躍します。
- 2010年(21歳):ワラビーズ全14試合のうち13試合に出場
7トライを記録するなどの活躍を見せており、オーストラリア年間最優秀選手に輝きました。
- 2011年(22歳):ワールドカップに初出場
何度か移籍していますが、主にワラターズで活躍を見せています。
最初はFBとしての才能をみせていたカートリー・ビール選手ですが、現在は非常に突破力がよくCTBとして活躍を見せることが多いです。
しかし、いくつものポジションでプレーすることができ、強靭な精神力で安定感もあることから、どこでもこなせるユーティリティーな選手として知られています。
カートリー・ビールのプライベート画像
インスタグラムではアクティブ写真やパートナーであるマディ・ブロンベルクさんとの写真が多くありました。
https://www.instagram.com/p/BigwTvLnisX/?utm_source=ig_web_copy_link
ラグビーでもワクワクさせてくれるカートリー・ビール選手ですが、プライベートでも明るく豪快に笑う姿が印象的ですね!
まとめ
今回はオーストラリア代表のカートリー・ビール選手についてご紹介させていただきました。
日本では黒人白人などの差別がないためあまり実感としてありませんが、少数派の中で生きるには辛いこともあるように思います。
そんな中でのカートリー・ビール選手の活躍はアボリジニの誇りでもありますね!
ラグビーワールドカップでも、強豪国オーストラリア代表としてどんな活躍を見せてくれるのかとても楽しみです。
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