全日空気圧低下で緊急着陸はなぜ?気圧が低下して機内パニック状態の様子

こんにちは!

ANA全日本航空の27日午後8時40分ごろ、羽田空港から鹿児島空港に向かっていた全日空629便、ボーイング767型機で、客室内の気圧を一定に保つ与圧システムの異常を知らせる警告がコックピットで出ました。

行き先を関西空港に変更して緊急着陸しました。

機内の様子は、ややパニックになり乗客はかなり不安になったようです。

その時の様子や飛行機内で気圧が下がったらどうなるのかなど、まとめておきたいと思います。

気圧が低くなるって簡単に言えばどういうこと?

ニュースでも報道されている通り、機内の圧力が急激に低下しました。

パイロットは感知してからすぐに、対応をとったようです。

機内の圧力が大きく下がったというのは、異常な状態です。

私たちは地上で普段暮らしていますが、この地上では一定の圧力を受けています。

私たちの上空のすべての空気に体が押されているというイメージをもってもらえればいいと思います。

普段は気づかないかもしれません。

上空にいくと、私たちに上にある空気が少なくなりますよね。

なので、単純に高度が高いところにいくと、気圧は低くなります。

飛行機飛行中は極端に ならないのはなぜ?

飛行機はかなり高いところを飛んでいます。

そのため、飛んでいる飛行機の周りはかなり気圧が低くなっています。

しかし、飛行機に乗っているときは、それほどまで気圧が低いことをかんじませんよね。

それは、飛行機が地上で入れた空気を外に逃さないようにしっかりとしたボディで空気がもれないようにしてあるからです。

完全には、おなじ気圧をたもつことはできませんが、飛び始めは少し耳がボットなりますが、唾を飲み込めば大部分の人は問題がなくなります。

ANAの実際では機内で圧力は低下したのでしょうか?

ニュースによると、気圧はそれほどまで低下していないようです。

もし本当に低下したとしたら、温度が急激に下がり、機内の空気中の水分がでてきて、結露状態になります。

乗客からはそのような声がありませんでした。

またそれがわかるのが、この便には乗客105人、乗員8人の合わせて113人が乗っていましたが、けがや体調不良を訴えている人はいないということです。

酸素マスクが出て来たのは、パイロットが検知した気圧計がさがれば、自動的に酸素マスクが落ちてくるとのことで、そのためだったと考えれられます。

しかし、パイロットは冷静な判断で、関西空港におりたのですね。

ANAは以前にも今回とは別の機体のボーイング777型機でも去年8月、与圧システムの異常を知らせる警告が出て、羽田空港に引き返すトラブルが起きています。

実際には、気圧が低下しなかったとしても、このようなトラブルが続くとかなり心配になりますね。

センサーの問題なのか、センサーを感知する途中のトラブルなのか、現在のところわかりませんが、3度目はおこさないようにANAさん、一旦すべての飛行機のチェックをいつもより丹念に行って欲しいですね。

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